第12弾まではPDF版と配布設置で提供してきた「おーらい気分」ですが、今回から、ホームページ版でもご紹介。紙面では書ききれなかった、魅力たっぷりな「ヌシ」の皆さんをタッチを変えて、ご紹介していきます!私カボス君がお送りしていきます!
13回目となる今回はコーチングや五感コンサートの企画プロデュースを手がける、コンソナンス代表の池田薫さんとお会いしました。2008年8月31日に、富士市ロゼシアターにて、LIVE to Live実行委員会主催「第二回五感コンサート〜今を感じて〜」の開催を目前控えています。
「五感コンサート」?なんだろう?と、聞き慣れない言葉に好奇心も旺盛に、この活動のきっかけ、想いなどを伺いました。

ご挨拶の瞬間から、とっても明るく、
何事も一所懸命に取り組むキャリアウーマン?
という感じで、闊達な印象を受けました。
どんなサクセスストーリーが始まるのか・・・?と
ドキドキしていたらのかと思ったら第一声、
「これでも私、鬱(うつ)だったんです」
「どひゃー」
意外な告白に、ひっくり返りそうになりながらも
インタビュー開始なのです。

ご当地、静岡県は富士市に生まれ育った池田さん。
仕事も地元富士宮や富士がフィールドで、
ちょっとシャイながらもまじめながんばりやさんで、
ばりばり日々走り回っていたようです。
ところが2006年頃、頑張りすぎて心のバランスを崩してしまいます。
重度の鬱(うつ)と診断され、
仕事もできなくなってしまったとか。
「それまで、なんでも『これは〜でなければならない』と、
固定観念に縛られて行動が制限されて、傷ついて、
自分自身を失うという悪循環におちいっていました。」

「そこから復活できたきっかけには何があったんですか?」
「いくつかありますが、一番強かったと思うのは、
母親として子どもを守りたいという想い、責任感でしょうか。仕事ができないまでも、
家事や子どもの送り迎えなどはなんとかやっていました。ある日、ふと天気の良いある日に空を見上げたら、富士山、周りの緑の木々、吹き抜ける風、いろんなものが自分に飛び込んできました。あれ?
こんなに自然ってすてきで心地良かったっけ?と感じたんです。」
「当たり前にある自然、生かされている自分」に
気づくことができたという池田さん。
さらに、この自分自身の経験を機に、思っていた以上に
世の中には「30代をはじめ、大人の心の病気の人、鬱が多い」
という事に気づいたといいます。
『自分が生まれてきた使命がなんなのか?
何ができるのか?何がしたいのか?
癒しとか、はやりの言葉で言われるようなものとは違う。
でも、何か、今の世の中に何か足りないもの、必要なものがあるんじゃないだろうか?』

その自らへの問いかけの答えは、思ったより早くやってきます。
苦しい時期に、復活するもう一つのきっかけとなったのが、
心から信頼できるコーチングの師匠との出会い。
そのコーチの導き出しもあり、
「音楽を通じて、子どもから大人まで、
それぞれが自分にしかない価値・輝き・感性を引き出す手助けをしていく」
という使命を見つけた池田さん。
それからの行動は素早く、
元々音楽の素養があったこともあり、それを生かして2007年、
NLPパーソナルコーチングやピアノレッスン等を行う自営業として
「コンソナンス」という会社を立ち上げました。
そしてすぐに
「音楽を通じて、子どもはもちろん、
日々の仕事で疲れている大人の人たちにも元気になってもらいたい」
と、LIVE to Live実行委員会(ライブ・トゥ・リブ)を立ち上げ、
文字通りすべての感覚を使って体感できる
「五感コンサート」の開催を発案しました。
2007年9月、記念すべき第一回は、富士宮出身の
オカリーナ奏者「大沢 聡」さんと
森のナチュリストコンポーザー「小林 真人」さんの2人による
ユニットBreathを招いて開催。
音楽はもちろん、映像による演出や、曲によって風が吹いてきたり、さわやかな香りが流れてきたり、オリジナルのノンアルコールカクテルを振る舞ったりと、文字通りすべての感覚で感じる演出を企画。
池田さんの想いに共鳴してたくさんのボランティアスタッフのが集まり、
当日700名にのぼる来場者があったとか。
「素朴な楽器と思っていたオカリナから、
こんなにも情熱的な音が出るなんて知らなかった!ハートが揺さぶられました!」
と、驚きと喜びの声がたくさんよせられたそうです。
好評を得て、二年目となる今年2008年は、
サクソフォン四重奏団「ソレイユカルテット」を招いて8月31日に開催。
(メンバーのソプラノサックスの矢辺さんは富士宮出身だそうです)
また、326名の学生・子どもたちが楽器を持ち寄って
演奏するプレ公演も同時開催して、
さらなる感動の広がりを見せてくれそうです。

「でも、はて、五感を、というならば、屋外でやったらどうなんでしょうか?
大自然の中でとか?富士山麓ならロケーションはいっぱいあるでしょうし?」
「そうなんですよー!いずれは屋外、
大自然の中でコンサートをやりたいと思っています。
今は、楽器の条件や、スタッフがいきなり大きな場で対応しきれない事などの条件があるので、少しずつ、皆とともに、コンサートを成長させていきたいと思っています。」
「なるほど!これからが楽しみですね。
今、たとえばフジロックとか、朝霧JAMだとか、天空まつりとか
野外コンサートが各地で人気で年々ヒートアップしています。
それぞれにコンセプトがあって、
池田さんの想いとはまた少し違うのかもしれませんが、
人々が、日常にない空間、時間、音楽、感覚、出会、経験、
そして何より大自然の中で過ごす感覚・一体感。
そういったたくさんの感覚を体験できる、
たくさんの言葉にできない感動が生まれる、
という点では共通していますよね。」
「かもしれませんね。
五感コンサートは、きっかけこそ自分からでしたが、
いずれ皆の五感コンサートとして、それぞれの人が、
それぞれに大切なものを感じ取れるコンサートとして
独り立ちできるようにしていきたいです。」
「そして、みんな元気になって、
大人が夢を語って、実現できるような社会にしていきたいと願っています。」
はい!言葉にすると、ちょっと照れくさいですが、僕もそう感じます。
池田さん、超多忙なところをありがとうございました!
■おまけ
「ところで、せっかくなので、もうちょっと紹介したいと思ったのですが、
去年の五感コンサートの様子の写真ってありますか?」

「・・・いや・・・去年はコンサート運営に熱中しすぎて、記録が実は全然・・・」
「いやーん、ここまでいい話だったのに(笑)」
というわけで、五感コンサートは、文字通り来場して、体感してください。とのこと。
詳細はこちら、コンソナンスのホームページへどうぞ。
■チケット:富士文化会館ロゼシアター チケットセンター0545-60-2500
■問い合わせ:ライブトゥリブ実行委員会 0545-35-6133
■開催日時
2008年8月31日 午後2時15分開場 午後3時開演
プレコンサート:12時30分〜13時15分
全席自由:一般4000円(当日4500円) 学生3000円(プレコンサート・学生のみ1000円)
取材:ふじのみやふぁいるず・おーらい編集部
次回もお楽しみに。

